【保育雑感】子ども達はさりげない。

先日の保育でのこと。

車で出掛けて訪れた広場で遊んでいる最中のAちゃん。

使いたくなったものが車の中に置いてきたリュックの中にあることに気がつきます。

Aちゃん:「しげさん、リュック取ってきて!」
しげさん:「一緒に取りに行こう」
Aちゃん:「やだ!取ってきて!」
しげさん:「なんで?」
Aちゃん:「めんどくさいから」(←素直過ぎ笑)

…というやり取りを横で見ていたBちゃんが

「しげさん、車の鍵開けて。取ってくる。」

と、Aちゃんのリュックを持ってきました。

しばらく経っての帰り際。

私が

「Aちゃん、リュック忘れているよ。」

と声を掛けるも、Aちゃんは聞こえていないのか、そのまま車へ。

すると、Cちゃんが

「Aちゃんのリュック取ってくる!」

と言って、Aちゃんのリュックを走って取りに行きました。

そして、、、タテノイトに到着すると、
腹ぺこのBちゃんとCちゃんは車内に自分の荷物を残して建物へ一目散。

私が

「BちゃんとCちゃん、荷物忘れて行っちゃった」

と言うと、Aちゃんが、おもむろに自分、Bちゃん、Cちゃんの荷物を持って建物へ。

『ありがとう』→『どういたしまして』

という、時に表面的な言葉のやり取りを軽々と越えていく子ども達。

そんな子ども達の、さりげなくて、押しつけがましくなくて、
見返りを求めたりせず、お互い様な関係を目の前に、

”自分の荷物は自分で持って欲しい”という、

なんてちっぽけな大人の思惑!(笑)

ただただ、信頼して待てば良いんですよね〜(コレが難しい!)

タテノイト
舘野春香