3/11、この日に寄せて
13年前のこの日、東京大学地震研究所で行われていた研究会に参加していました。
その帰りに本郷を散歩している際に被災しました。
地面の揺れは然る事ながら、大きく変形する高層ビルにこれまでにない恐怖を感じました。
一緒に歩いていた研究者仲間のうち、一番焦っていたのは地震学者の先輩だったのをよく覚えています。今思えば、地震の驚異について知っている専門家だからこそ、だったのかと思います。
なぜ地震は起こるのでしょう?
地球は誕生時の熱を内部に秘めています。46億年間たった今でも、地球の中心は6000度。その熱を地表から宇宙空間へと放出し続けています。つまり地球は冷え続けているのです。その営みの一端として、最表面で私たちが目にすることができる現象が地震や火山活動です。人類にとっては、これが災害にあたりますが、地球にとっては当然の現象であり、今も常に起こりうるのです。
地球という、とっても複雑なシステムの中で起こる地震。
残念ながらこの予知は不可能です。
そこで、正しく知り、正しく恐れることで、
地震と向き合い対策をすることが重要ですよね。
これが防災です。
タテノイトでは、能登半島地震に際し、地震についてのチャリティオンライン授業を行いました。
この「ちっぽけツアー・地震編」では、
地震が起こるしくみ、なぜ日本は地震が多いのか、
また能登半島地震にも触れています。
YouTubeにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。
これをきっかけに、地震に対する防災の意識を持つきっかけになれば幸いです。
タテノイト代表
舘野繁彦
募集中のちっぽけツアー
地震に加えて、人類にとっての脅威である「火山」。
次回のちっぽけツアーでは、この火山をテーマに楽しい授業をお届けします。
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