NAZELABオープニングフェス開催報告
『子ども第三の居場所』NAZELABの拠点施設が完成し、
オープニングフェスを4日間にわたって開催しました!
(7/30の回は延期しました)
秩父地域の小学生を中心に、たくさんの子どもたち、保護者の皆さま、地域の方々にお越し頂きました。
ありがとうございました!
「町長に伝えてみよう!横瀬にあったらいいな あんなモノ こんなコト」
第一弾は富田町長をゲストにお招きしました。
子どもたちのあったらいいなは
『遊具がある草原』
でした。
どうやって作るのか。
町や施設の予算規模とか、
そういうインプットが必要なのかなと思っていたら。。。
「遊具はみんなで作る」
「みんなで作ると楽しい」
「遊具の木材は町内で調達」
と、
「これぞこれからの地方の在り方」が詰まっていた気がします。
子どもは大人の予想を軽く越えてきます。
町長からは、「欲しいと本気で思ったことは、大抵実現できる。このアイディアを”よこらぼ”に提案してみては?」
とのアドバイスを頂きました。
富田能成町長、グラレコでまとめて下さった桜井幸子さん、ありがとうございました!
「〜建築設計のお仕事体験〜 自分らしく生きるための家を作ろう」
TATENOITOとNAZELAB拠点の設計をして下さった建築家の倉林貴彦さん。
倉林さんが、私たちの想いを具現化してくれる過程が、いつも感動的で、
表現方法の一つとしての建築を子ども達にも体験してほしいと思っていました。
『あなたのいえ わたしのいえ』(加古里子作・福音館書店)の読み聞かせから始まりました。
この絵本が教えてくれるのは、家としての床や屋根といったエッセンシャルミニマム。
裏を返すと、それさえあれば、自由度は高いと説く倉林さん。
家という箱に合わせた暮らしから、自分らしさを実現できる暮らしに合わせた家があったら素敵ですよね。
そんな倉林さんの建築トークでは、「住む」「趣味」「働く」が一緒の家などについても紹介してもらいました。
そして、いよいよ「自分の生き方に合わせた家を表現する」ワークに。
倉林さんは特に、床の高さを変えることで、一体感を損なわない区切りや、
奥行き感を表現することを大切にしているので、”間取り図”ではなく、
「”断面図”を描くか模型で表現する」ことがお題です。
すぐに作業に取りかかる子、しばらく考えてから作業に取りかかる子、模型ではなく絵で表現する子。
最終的にはみんな没頭し、誰もが各自のクリエイティビティを発揮。
それぞれに面白い家ができました。
倉林さん、ありがとうございました!
「小惑星リュウグウが教えてくれたこと」
JAXAの教授で小惑星リュウグウからのリターンサンプルの分析責任者の臼井さんのトークイベント。
分析の装置や現場について、最新の研究を支える超重要なお仕事「キュレーター」の魅力について語って下さいました。
「宇宙の研究」と一口に言っても、色んな関わり方がありますね。
研究が大型化すると、様々なバックグラウンドをもつ人たちが、
それぞれの「得意」を持ち寄り、協力しながら進めています。
トーク後の質問タイムでは、たくさんの質問が出ました!
初期分析の論文がサイエンス誌に掲載されています。
今後、さらにどんなことが明らかになってくるのか、楽しみですね!
臼井さん、貴重なお話しをありがとうございました!」」
「無理しなくても大丈夫!友達づきあいがラクになる授業」
対人関係に悩んでいるのは大人だけじゃない!
「モヤモヤしたときどうする?」をアドラー心理学的コミュニケーションの達人、熊野さんと一緒に考えました。
子ども達に、お悩みのアンケートをとり、
対話しながら、「どうすれば良い?どういう選択肢がある?」を考えました。
子どもの時から、コミュニケーションについて考える機会があるって大切です。
「マイクラで作ろう!あったらいいなこんな学校」
子ども達に大人気のマイクラを使って廃校をリノベーションするワークショップです。
全国的に増加の一途を辿る廃校。
しかし、その廃校の有効利用が町の活性化につながっている好例がたくさんあります。
そんな、イントロから始まり、アイディア出しのコツ、廃校利用のブレストを5チームに分かれて行いました。
そして午後は、そのアイディアの具現化をマイクラ空間の中で行います。
「のんびりできる博物館」に生まれ変わった廃校には、足湯につかりながら恐竜の化石を眺められる工夫。
そして廊下がガラス張りになりその下が水族館へと大変身を遂げた廃校も。
話し合いから生まれたアイディアも、マイクラだからこそできる表現方法も、
それぞれの「らしさ」を発揮していて、関わる大人も楽しませてもらいました。
Minecraftカップ全国⼤会運営委員会のメンバーのみなさん、お手伝いにきて下さった(株)Ringrowの皆さま、ありがとうございました!
「科学実験ワークショップ」
2回のみの開催になってしまいましたが、子ども達と一緒になって楽しみました。
「上手くいくこと」「知識を得ること」は目的ではありません。
実験道具や材料をいじくりまわして、子ども達それぞれが、それぞれに何か気付いたり面白いと思うことがあれば十二分なのです。
「マルシェ」
日替わりで、たくさんの方々に出店して頂きました。
一緒にオープニングフェスを盛り上げて下さり、ありがとうございました!